これだけあればOK!アクアリウムを始めるために必要なモノとは?
みなさんこんにちは、アクアリウム歴2年のはるまきです。今回は、これからアクアリウムを始めたい方に、「これだけあればアクアリウムができる!」といった内容で、基礎知識を共有したいと思います。
この記事は以下のようなことを思っている方向けに書いています。
・アクアリウムを始めたいけど、どのように始めていいか分からない。
・いろんな設備があって、何を購入していいか分からない。
・アクアリウムって面白そうだけど、なんだかめんどくさそう。
・どれくらいのお金があれば出来るの?
大丈夫です!アクアリウムは奥が深いですが、基本的なことを守れば誰でもアクアリウムライフを楽しめます😊
アクアリウムを始めた頃は、私もいろんなサイトを見たり、店員さんと話していました。当時の私にはこう言いたいです。
シンプルに言うならこういうことだ!!これだけ守っとけ!
結論:簡単なアクアリウムを始めるにはこれが必要
まずは結論からです。アクアリウムを始めるには次の設備が必要になります。一部「あったらベター」な任意のものもあります。
・30~60cmの水槽
・フィルター
・ヒーター
・生体
・照明(あったらベター)
・エアレーション/ぶくぶく(あったらベター)
・水草(あったらベター)
・ソイル(水草をたくさん育てたいなら、あったらベター)
・流木(あったらベター)
以上のものがあれば、アクアリウムができます。自身の予算に合わせて、アクアリウムを楽しんだらいいと思いますので、この記事の最後には予算に合わせた設備の提案も用意しています!
アクアリウムで気を付けるべきは、「濾過(ろか)」!!
アクアリウムでは様々なトラブルが起こります。生体が亡くなったり、水草が育たなかったり、おかしなコケが生えてきたり。。。多種多様なトラブルを対策した上で、アクアリウムを始めようとすると、情報が多すぎて「第一歩」がなかなか踏み出せません。そこで今回は最も大切な「生体がなくならない水槽」をアクアリウムの基礎と考えることにします。そのうえで、「生体がなくならない水槽」を立ち上げる上で、最も大切な濾過の説明をしたいと思います。
濾過を制するものは、アクアリウムを制す!!!
なぜ生体は亡くなってしまうのか?諸悪の根源とメカニズムについて
濾過の説明の前に、なぜ生体が亡くなってしまうのかの説明をしたいと思います。人間の目には分からないですが、水槽の水は非常に汚れています。水中には餌の残りや 生体の尿やフンが存在しています。これらが諸悪の根源となるわけです。
なぜ諸悪の根源かというと、餌の残りや便は、アンモニアを発生させるからです。このアンモニアが、生体にとって有毒なのです。皆さんも理科の実験でアンモニアを嗅いだことがあると思います。ツ〜〜〜ンと鼻の奥をつくような臭いのするアレです。このアンモニアをどれほど無くせるかが、アクアリウムの重要なミッションの一つです!
濾過とは何か?
ろ過とは、液体または気体に固体が混ざっている混合物を、細かい穴がたくさんあいた多孔質に通して、穴よりも大きな固体の粒子を液体または気体から分離する操作である
wikiより
一言でいうと、水を綺麗にすることですね。濾過でアンモニアを分解することができます。これが故に、濾過は重要視されています。
濾過の種類について
大きく分けると、濾過には2種類あります。物理濾過と生物濾過です。物理濾過では、餌の食べ残しやフン,枯れた水草など、物体そのものを濾過(キャッチ)することです。生物濾過は、バクテリアの働きでアンモニアを比較的無毒な物質へと分解することを言います。
どちらも大切ですが、生物濾過の方がより重要になります。諸悪の根源であるアンモニアそのものを撃退できるからです。魚が生きやすい水質を提供してくれます。
濾過バクテリアの増やし方
濾過バクテリアの住処はどこにでもあります。ろ材(フィルターの中に入っている)や石,流木の表面はもちろん、水槽の平坦な面にもバクテリアの住処となります。特に、もっとも住処となるのかフィルターの中の「ろ材」というものの中になります。だからフィルターは大切です。
また、濾過バクテリアは酸素を必要とします。酸素がなければ死んでしまいます。フィルターで水槽内に水流を作ったり、エアレーションでぶくぶくさせることで、酸素を供給させます。
詳しい酸素の供給についてはこちらのサイトをご覧下さい。https://i-aquarium.net/post-306/
これが故に、フィルターとエアレーションは必要です。
[予算別!]初心者にオススメの設備
ご自身の予算に合わせて、揃えれる設備の大体の目安をご紹介します。
※あくまでも個人の意見です。
※ヒーターは、どの水槽でも必要なので記載していません。
5000円~7000円でアクアリウムを作る
設備 | 値/目安 | 値段 |
---|---|---|
水槽 | 30センチ | 2000円 |
フィルター | 外掛け/投げ込み | 1000円 |
生体数 | 5~8匹 | ものによる |
照明 | 小さめ | 1000円 |
水草 | 少なめ | 500~1000円 |
エアレーション | 入れない | 0円 |
底砂 | なんでもOK(安いもの) | 500円~1000円 |
アクアリウムショップに行けば、水槽とフィルターがセットになっているものが恐らく売られています。それがお得なので初めはオススメです。30センチ水槽には外掛けタイプか投げ込みタイプが付属していると思います。
10000~20000円でアクアリウムを作る
設備 | 値/目安 | 値段 |
---|---|---|
水槽 | 30~60センチ | 2000~5000円 |
フィルター | 上部/外部 | 3000~10000円 |
生体数 | 10~20匹 | ものによる |
照明 | 普通~強め | 3000~5000円 |
水草 | 普通~多め | 1000~3000円 |
エアレーション | 入れる | 1000~3000円 |
底砂 | ソイル(水草ならオススメ) | 1000~2000円 |
[注意!]絶対にやってはいけない初心者あるある
私がアクアリウムを始めたばかりの時によくやっていたミスを最後にご紹介したいと思います。多くの方がやってしまうミスだと私は思っています。
1,水道水は絶対にそのまま使用しない。
水道水には人間が使える水にするためにカルキ(塩素)が入っています。このカルキが生体や濾過バクテリアには有毒です。絶対にカルキを抜いてから、水を使用してください。カルキ抜きはぶっちゃけなんでもいいと思いますが、100円ショップのものは避けたいので、私は1年以上これを使っています。量が多いのでコスパ最強!オススメです。
2,水槽を買った当日に魚を水槽に導入してはいけない。
アクアリウム設備を購入して、水槽を立ち上げたその日には魚を入れることはできません。私は当時、これを知った時かなりショックでした(笑)だってすぐに入れたいじゃないですか!!
でも濾過バクテリアがきちんと住みついていない状況では水質が安定していないので、魚にかなりのストレスがかかるらしいです。無理をさせて魚を導入しても、その時は泳いでいるかもしれませんが、数日後には星☆になってしまう可能性が高いです。2~3週間は、空回し(生体がいない中でフィルターを回すこと)をすれば、バクテリアが十分に住み着き、水質も安定すると思います。なお、少しでも早く導入したいという方は以下の商品がオススメです。
3,生体を買ってきた袋から水槽へドボンしてはいけない。
生体を購入した場合、アクアリウムショップでの飼育水と一緒に袋に入れてくれると思います。帰宅後、その袋に入った水のまま、ご自身の水槽へ入れてはいけません。「温度合わせ」と「水合わせ」をしないといけません。
温度合わせ
季節によってはその袋の中の水温と、水槽の水温に大きな差がある場合があります。この時に、いきなり入れてしまうと魚にストレスがかかります。最悪の場合はショック死してしまいます。これを防ぐために、買ってきた袋のまま、水槽にプカプカ浮かせておきましょ。1時間もあればOKです。私はめんどくさがりなので、20~30分で「まぁいいかな」としてしまいます。。反省。
水合わせ
温度合わせをした後に、水合わせを行います。これは、袋の中の水質と、ご自身の水槽の水質を合わせる行為です。やり方は簡単で、袋の口を開けて、少しずつ水槽の水を入れるだけです。
ペースが大切で、1時間くらいかけて行うと良いとされています。やり方は、「点滴法」というのが主流で、ポトポトゆっくりと水合わせをします。正直、私はスポイトでゆっくりと水を流し入れていく方法をしています。スポイト満タンを4セット、30分くらいかけて行っています。このやり方はお勧めしません。が、、、楽です。
4,エサを与えすぎない
可愛い熱帯魚には、たくさんエサをあげたくなりますよね!でもこれはNGです。餌の食べ残しが、アンモニアを発生させてしまうからです。昔、私はエサを大量に与えすぎて、水槽の中が「粉雪(レミオロメン)」状態になったことがあります。
こな〜〜〜↑↑↑ゆき〜〜〜ねぇ〜〜〜♪
食べる姿はめっちゃ可愛いので、ついついエサをあげちゃう。。。そんな時は、与える量を3等分して、朝昼晩とあげてもいいかもしれません。一説には、その方が免疫が付くらしいです。
また熱帯魚は1日エサを与えなくても簡単には餓死しません。水槽内には人間がエサをあげなくとも、微生物などの餌が存在しているので、魚はちょくちょくそれらを食べています。
[最後に]素晴らしいアクアライフを!
アクアリウムのスタイルは十人十色!
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